2026/06/21 23:56
『手縫い』と『ミシン縫い』の違いはご存知でしょか?
今回は、この2つの縫製について深掘りしていこうと思います。

ミシンでは「上糸」と「下糸」が素材の厚みの真ん中で、クロスし(絡み)ながら縫われています。
● メリット
・縫い目が均一で綺麗になりやすい
・縫製スピードが早い
●デメリット
・糸調子が整っていないと、解けやすくなる
糸調子:「上糸の引っ張る力」と「下糸の引っ張る力」のバランスのこと
・糸が切れてしまうと、他も連鎖して解けやすくなってしまう
イメージしやすいものが、組体操の扇

いきなり1人が手を離してしまうと、どうなうでしょう?
もちろん全員が倒れてしまいます。
このようにお、互いがお互いを引っ張りあっていることで縫製されいるため
1箇所が切れてしまうと周りにも連鎖して解けやすくなってしまいます。
※糸調子が整っていれば、糸が切れても解けづらいです。
手縫いは、2本の糸を1つの穴に交互に縫っていく縫製です。(1つの穴に2回糸が通ります)
別名「サドルステッチ」とも言います。
実はメゾンブランドの王者である、エルメスも8~9割がこの縫製方法です。
◼︎メリット
・糸が解けにくい
2本の糸のうち1本が切れても、もう1本が残っているため非常に解けにくいです。
・糸が切れにくい
縫製方法にもよりますが、穴を空ける際にステッチ真っ直ぐになるように、ガイド線を引いたりします。
その際、革を凹ますことで縫った糸がその溝に入り、物理的に糸が触れにくくなります。


◼︎デメリット
・縫製時間に膨大な時間を要する
量産などにはかなり不向きの縫製方法(生産性が低い)です。
そのため、1品あたりの価格が高額になりすい傾向があります。
・縫製者によって見た目の綺麗さも強度も変わってくる
ミシンは機械なので一定の力で縫い続けますが、手縫いででは自分の力加減で糸を締めます。
その為、革の柔らかさや厚さに合わせて適宜調整が必要です。
つまり、先ほど記述した「メリット」の強度は、この感覚が備わった縫製者でないと実現しません。
また真っ直ぐなステッチも、ミシンは機械で革に穴を空けますが、手縫いは人の手で穴を空けます。
ですので縫製者によっては、歪んでいたりと技術差がはっきりと出てしまい、見た目にも影響が出ます。
皆様いかがでしたか?
『手縫い』と『ミシン縫い』の大体の違いは分かりましたか?
ここでは、分かりやす違いだけを抜粋して記述しました。
実は、違いでいうとまだまだございます。
でもこれを知るだけでも、製品を見る目が少し変わると思います。
KARUEの縫製は基本全て「サドルステッチ(手縫い)」です。

